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イベント・施策

60歳からのライフスタイルをサポートする大学の取り組み

駒沢大学、文京学院大学、立教大学

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60歳 大学

定年を迎えてから、次の新たな生活として今まで出来なかったことに挑戦する人が増えています。教習所では、若い人だけでなく60歳以上の人で初めてバイクの免許を取りにくるケースが増えていると聞きます。大学でもそんな人をサポートするための取り組みが最近になって増えてきました。

駒沢大学への入学を決めた萩本欽一さん

駒澤大学
出典:http://www.sankei.com/photo/story/news/150408/sty1504080012-n1.html

欽ちゃんの愛称で知られる萩本欽一さんが、今年の春に駒澤大学仏教学部へ入学するということで話題になりました。芸能界でも大きな影響力を持つ欽ちゃんですが、年齢は73歳。そのチャレンジは、これから老後を迎える人にとって考えさせられるニュースだったかもしれません。

昨年に劇場の仕事を引退してから受験勉強を始め、社会人入試を経て入学を決めました。ずっと抱えていた「大学に行きたい」という夢を73歳にして叶えることになりました。物忘れが進んだことが大学入学を決めた理由のひとつでもあり、自分で参考書をつくりながら覚えていくという独自の勉強法で合格を果たしています。

影響力のある欽ちゃんの大学入学を知って、これから60歳以上の人がもう一度学校へ戻ることが増えてくるかもしれません。

 

文京学院大が実施する「60歳からのオープンキャンパス」

文京学院大学は高校生を対象としたオープンキャンパスとは異なり、60歳以上の人を対象としたオープンキャンパスを実施しています。プログラムも60歳以上の人向けに組まれており、「江戸文化のぶらり探訪」「血管年齢を推し当ててみよう」「高齢者の認知症を防ぐには?」といった体験授業があります。

もちろんキャンパスツアーやランチ体験などもあり、大学入学を促すオープンキャンパスになっています。地域の高齢化という問題に学校として出来ることを行い、若者だけでなく幅広い世代が学んで交流できるコミュニティとなりつつあります。

2015年7月18日(土)
時間:9:00~11:30
場所:文教学院大学本郷キャンパス
文京学院大学HPから申込み

60歳

50歳以上の人が通う立教セカンドステージ大学

立教大学は、50歳以上の人を資格制限とした立教セカンドステージ大学を開講しています。「学び」を再チャレンジしたい人のために、シニア層向けの講義が受けられます。若い学生の授業にも参加し、交流の場があるのも特徴のひとつ。もちろん大学生のようにゼミの授業があり、合宿や修了論文もあります。

修業年限は通常の大学と異なり1年ですが、もっと勉強を続けたい人には、さらに1年間学べる専攻科があります。卒業後にはサポートセンターで社会活動を行える仕組みづくりも行われています。

  • 選考方法:書類選考(履歴書・課題エッセイ)、面接試験
  • 選考料:10,000円
    登録料:100,000円
    受講料:300,000円
  • 募集定員:70名
  • 募集期間:12月中旬~1月中旬
  • 面接試験日:2月中旬
  • 合格発表:2月下旬

まとめ

少子化が進む中で、このような高齢者向けのカリキュラムを組んだり、講義を行う学校はこれから増えてくるはずです。定年後の生活を考える人にとっては、長年の夢を叶えて生活を充実させるチャンスでもあります。

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