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イベント・施策

6つのポイントから探る!学生に響く案内パンフレットのつくりかた

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パンフレット

学生募集の肝となる取り組みは、オープンキャンパスとWebサイト、そして「学校案内パンフレット」です。今回は学生へ配布する学校案内パンフレットのつくりかたにスポットを当ててご紹介したいと思います。

学校案内パンフレットは、学生の学校選びにおいて大きな役割を果たします。そして、学校側にとっても毎年つくりかえる大切なツールです。WEBサイトのように情報量を気にせずつくれるわけではないので、情報を的確にまとめて、限られた情報量の中で最適な伝え方を見つけなければいけません。

 

①在校生をできるだけたくさん登場させる

学校案内パンフレットを見るのは学生、もしくは学生の両親です。目線は学生に合わせるべきです。大人の視点でつくられたパンフレットはどうしても学生に読んでもらえません。

学生目線でつくるために、できるだけたくさん在校生に協力してもらい、誌面に登場してもらいましょう。見てもらえる誌面をつくるにあたって、「人」を載せることは鉄則です。人の写っている誌面は目に止まりやすいのです。

 

②入学後のイメージを具体的に抱かせる

先ほどの在校生を登場させるということもそうですが、入学したら自分はどのような生活を送るのかをイメージさせることが大切です。在校生はどのような一日を送っているのか、学校でどのような活動をしているのか。

より具体的にイメージさせることで、自分が入学したときの楽しみが膨らんでいきます。在校生のインタビュー記事や生活の流れを紹介したコンテンツは、多くの学校が取り組んでいます。

学校生活

③差別化できるジャンルを見つける

掲載しなくてはいけない情報が共通しているため、どうしても学校案内パンフレットの構成は他の学校と共通する部分があります。そのため、他の学校には負けていないような強みを見つけましょう。

大きな枠組みでの強みが見つからなければ、ジャンルを絞り込んでいき、狭い領域でも良いので負けない要素を探します。「○○エリアではNo.1である」「○○学部(学科)の実績において優れている」など印象に残りやすい実績を掲載することで差別化することができます。

 

④安心感を伝える

専門家やその分野において権威のある人を登場させることで、学校に対する安心感を伝える狙いがあります。自分の知らない分野では、権威のある人から説明を受けることで説得力が増します。

学生の両親に訴えかけるには、特に効果的な手法です。キャッチなイメージのページと安心感を伝える堅めなページをうまく配分すると全体的にバランスの取れた構成となります。

専門家

⑤文章量と写真の割合を確認する

ありがちな失敗が、掲載したい情報を絞り込めずに、情報量が多すぎる誌面になってしまうことです。文章ばかりの誌面は読んでもらえません。パンフレットを読んで、もっと詳細に知りたくなった人はWEBサイトで確認します。

パンフレットですべてを伝えようとするのは、もう割り切ってやめてしまいましょう。読みやすいように、適度な余白と絵(写真)が配置されているかを確認しましょう。

 

⑥WEBで見れるようにデジタル化されているか

資料発送を問い合わせてから受け取るのは、学生にとっても学校にとっても手間になります。そして、届いて読めるまでにタイムラグが生じてしまいます。

資料発送のリンク付近にはデジタルパンフレットのリンクも一緒に配置されていると良いでしょう。それでも紙媒体で読みたいという人が資料請求をしてきます。

デジタル化

まとめ

学生に響く学校案内パンフレットのつくりかたを6つのポイントからご紹介しました。近年では学校案内パンフレットを廃止して、Webサイトでの情報発信に力を入れている学校も出てきていますが、学校案内パンフレットはWebサイトと並んで学校の顔とも言えるものです。学生からのレスポンスをデータとして取りながら改善を繰り返していきましょう。

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