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イベント・施策
カドカワが作る新しい高校のカタチ「N高等学校」
N高等学校
「普通の高校生になって将来どうするの?」
トップページで投げかけられる、とんがった言葉。
カドカワが、2016年4月にインターネットを利用した通信制高校を開校すると発表しました。その名も『N高等学校』。
KADOKAWA・DWANGOが通信高校を作る理由とは
KADOKAWA・DWANGOが通信高校の設立に至った背景には、「高止まりしつづける不登校生徒数」と半数以上が大学卒業後就職という“従来の就業レール”から外れてしまっている「就労ロールモデルの崩壊」等があります。
不登校や引きこもりとなった人の多くはインターネットに逃げ込み、DWANGOが運営するニコ生や深夜アニメやライトノベルといったKADOKAWAのユーザーでもあることから、これらの諸問題に対して同社の強みであるこれらのコンテンツを活用して、同社ならではの手法で解決に乗り出す方針とのことです。
NewsPicks:カドカワ・川上量生が、いま「ネットの高校」をつくる理由
ファミ通.com:http://www.famitsu.com/news/201507/09082818.html
それでは、N高等学校はどのような教育が受けられるのでしょうか。
通勤時間が自由な時間にかわる
最も特長的なのは、インターネットを介した授業で“全日制と同じ卒業資格”を取得できる点です。
学校に登校する必要がないため、通学時間も節約でき、自由になる時間を多く持つことができます。
特長的な授業や課外活動
さらに、これまでの高校にはなかった特長的な授業や課外活動を多数ラインナップしています。
例えば「dwango×プログラミング授業」ではニコニコ動画を生み出し常にIT業界をリードするドワンゴの新人研修をベースとしたプログラミング授業では初心者でもニコニコ動画を制作するまでの技術を学ぶことができるとのことです。
固く、難しく感じるプログラミングに「ニコニコ動画を制作」という身近で魅力的な目標が設定されていることで、高校生は好奇心や勉強意欲をそそられるのではないでしょうか。
また、こうした今旬な技術に精通した人材をほしがる企業も多いでしょう。
まとめ
自由な時間に今本当に求められる力を身につけられる、魅力的な授業を受けられる新しい学校のスタイル。
学校に適合できなかった人だけではなく、こんな学びのスタイルを待っていたという人も多いのではないでしょうか。
日本全国、海外もターゲットとなりうる通信教育。ネットを通じたコミュニケーションが当たり前になりつつ今日、これからの教育の一つの選択肢になっていくのも自然な流れかもしれません。