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イベント・施策
ドラマ化もされた高校生レストラン「まごの店」人気の秘密とは!?
三重県立相可高校
出典:http://神都伊勢.com/archives/2325.html
三重県立相可高校の学生が料理を振舞う「まごの店」は県外からも多くの人が訪れ、学校のPRだけでなく地域の活性化にも貢献しています。そもそもなぜ高校生レストラン「まごの店」は誕生したのか、今なお人気を保ち続ける秘密をご紹介します。
高校生レストラン誕生
高校生レストラン「まごの店」は、卒業生であり、地元多気町役場で働く岸川さんがイベントで食べた高校生達の料理に感動し、仕掛け人として「まごの店」をオープンさせました。レストラン運営のほとんどを高校生が行い、今も限定食が完売する人気ぶりです。
提供しているメニューは次の3つ。
- 一番人気の「花御膳」
- 伊勢芋をうどん麺にねりこんだ「まごの店定食」
- 「茶漬け定食」
相可高校のwebサイトによるとレストランを運営する上での4つの目的を紹介しています。
①地元食材を活用することで地産地消の活動を進める。
②ふるさと村から地域に、明るくユニークで”元気な話題”を提供する。
③相可高校食物調理科として、学校では経験のできない実習の場として活用する。
④多気町の地元高校である 相可高校生の活躍や 地域の人たちとの交流・関係を町内外の多くの方々に知っていただく。
書籍化からドラマ化へ
出典:http://www.amazon.co.jp/高校生レストラン、行列の理由。-村林新吾/dp/4903816184相可高校の高校生レストランは教諭である村林さんにより「高校生レストラン、本日も満席」、「高校生レストラン、行列の理由」として書籍化され、相可高校の教育として知られることになりました。オープンまでの苦闘や感動が話題を呼び、2011年には「高校生レストラン」としてドラマも全国に放映されて、さらにお店は活気づきました。全国でも例のない取り組みで、相可高校の名前も広く知れ渡ることとなったのです。
「まごの店」によって、もたらされた地域活性
まごの店で使われる食材は地元の食材を活用しています。これが地産池消に繋がり、地域としても地元食材が知られることになりました。お店のオープン以来、卒業生の離職率も大幅に減ったそうです。学生でありながらプロ同様に料理を商売として振舞うことで社会で活躍する人材を育てる役割も果たしています。
出典:http://www.47news.jp/localnews/chiikisaisei/32/articles/381039.html
まとめ
ドラマの放映から数年が経ちましたが、今も高校生レストランはたくさんの人で賑わっています。学校だけに留まらず、地域の活性にも繋がった素敵な広報事例と言えるでしょう。これから、「まごの店」で働きたいと思って相可高校に入学する学生も増えてくるかもしれません。