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イベント・施策
これも広報のひとつ!高校と一般企業のコラボ事例
大宮開成高校、秋田北鷹高校、米子南高校
大学生であれば個人的な活動として社会に触れることができますが、高校生となるとなかなか自発的に出来るものではありません。アルバイトはそのひとつですが、学校によっては禁止しているところもあり、推奨されているとは言えません。高校生が社会に触れる場というのは、多くが学校側が企画したものになります。
しかし、機会が少ないからこそ高校と企業がコラボしたプロジェクトは話題になることが多いです。生徒のための貴重な経験であることはもちろんのこと。その企画次第では、学校の姿勢やネームバリューが伝わることにも繋がるのです。
学校×企業のコラボ
- 企業の授業参加
- 企業タイアップのイベント
- 新商品開発
学校と企業のコラボで多い形は企業の授業参加です。企業で働く人が特別講師として授業をするために学校側が招くことがあります。いつもと違った授業を受けることができ、普段話せないような大人と接する機会が珍しいため、学生にも好評な取り組みです。
もうひとつは、企業とタイアップをしてイベントを開催する取り組みです。専門学校で行われることが多く、ファッション専門学校であれば一般企業とタイップしてフォッションショーを企画すると話題性が高くメディアに取り上げられることがあります。
今回ご紹介するのは、高校と企業がコラボした商品開発の事例です。商品開発に若者のアイデアと取り入れるというのもよく行われるコラボ事例です。生徒が実践的な社会経験を積むことができ、積極的に社会に関わる学校として、学校側にとっても広報活動に繋がる取り組みです。
大宮開成高校×ピックルスコーポレーション
大宮開成高校の食物研究部とピックルコーポレーションがコラボした漬物が4月下旬から発売されています。高校生のアイデアから開発されたという「ブラックペッパーきゅうり」や「コンソメキャベツ」。きっかけはピックルコーポレーションが生徒たちを工場見学に招いたことからだったそうです。
漬物離れを防ぐために若者のアイデアを取り入れたいピックルコーポレーションと社会活動として生徒に経験をさせてあげたい高校との思いが一致して実現しました。
生徒たちは実際に食品売り場などでPR試食会を行って、売る側の立場になった活動を体験しました。
秋田北鷹高校×JAあきた北央
JAあきた北央が発行する月刊広報誌「あきた北央」で北鷹高校家庭クラブが考える料理レシピの連載が始まりました。初めて掲載された4月号の反響が良かったようで、今後も継続してレシピの掲載がされていくようです。
この企画は農産物のPRを図りたいJAあきた北央が商品開発やコンクールで実績のある北鷹高校家庭クラブへ依頼して実現しました。地元のJAと高校がコラボして話題となった事例です。生徒たちは試作を重ねながらレシピの開発に取り組んでいるそうです。
米子南高校×ラバール(LA BAR)
こちらは米子南高校の家庭科の生徒とカフェのラバールがコラボした新商品開発です。ベジードナツとスイーツドーナツバーガーの2種が3月から販売されています。生徒たちが地元の生産者と協力し、ニンジンジュースの絞りカスを使ったレシピを開発しました。
スイーツドナツバーガーは、バーガーフェスタ2014の鳥取県予選で3位に選ばれるなど好評で、高校生のアイデアと企業の改良によって実現したコラボ企画です。
まとめ
広報の上手な学校というのは、度々メディアに登場する機会があります。メディアで報じられることが多いのは、主に生徒が社会参加をするプロジェクトです。学校の広報を強化するために、積極的に企業とコラボしたプロジェクトを考案して、メディアを巻き込んでいくことも広報手段のひとつなのでしょう。