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イベント・施策
イベント分散化?知っていそうで知らなかった大学祭事情
大阪大学、東京大学
毎年秋に多く開催されている大学祭。オープンキャンパスと違って、自由な学生の姿を見ることができ、憧れの大学に親近感を感じることができますよね。その大学祭、秋だけに開催されるものではないということをご存知でしょうか?そんな歴史ある大学祭事情をまとめてみました。
大阪大学 いちょう祭&まちかね祭
芸術の秋・文学の秋・スポーツの秋・・・秋にはいろいろなイベントが開催されますよね。その中でも大学を上げての大学祭は、大学をより身近に感じることのできるイベントとして受験生には注目のイベント。
しかしその大学祭、秋だけ開催されているわけではないのです。春や初夏の気候的にも過ごしやすい時期に開催されている大学も多くあるんです。
その中の一つ大阪大学。大阪大学は5月に「いちょう祭」という地域との交流をメインにした大学祭を開催します。
1950年代以前より創立記念、新入生歓迎の催し物として行われてきた競技会・園遊会などのイベント群が起源で、現在使われている「いちょう祭」という名称は1963年に付けられたんだとか。
家族連れでも楽しめるレゴなどの催しもあり、朝から晩まで楽しめるイベントになっています。
そして、大阪大学の大学祭は1度だけではないんです。秋には秋で「まちかね祭」という大学祭が行われます。
こちらは「体育文化祭」が1960年に「大学祭」と改められたのがはじまりで、 今年で57回目の開催となるそうです。
大学だけでなく、高校や中学でも体育祭いわゆる 運動会を体育の日に合わせて開催するのではなく、春先や初夏に行う学校も増えてきていますね。天候的な問題や、保護者の参加率などの問題もありますが、一番は行事の分散化が目的と思われます。
実は大学祭を2度行う大学はいくつか存在し、特に国立や公立系の大学は2度開催する歴史も長いものが多い傾向があります。
東京大学 五月祭&駒場祭
東京大学もそのうちの一つです。
https://gogatsusai.jp/89/visitor/
こちらの歴史は更に古く、大正2年5月5日に行われた第1回大園遊会が起源とされる歴史ある学園祭で、5 月中~下旬の土・日曜日に、本郷地区キャンパスで開催されます。
そして、秋には秋で有名な駒場祭が開催されます。3日間で10万人を超える来場者が訪れる全国屈指の規模を誇る大学祭です。
まとめ
少し前まで、秋の学園祭に引っ張りだこの芸能人を「学園祭クイーン」と称していたほどですが、最近ではめっきり聞かなくなりましたね。
その理由の一つとして、出演者層の幅が歌手だけでなく、お笑いタレントや文化人などに広がったということが挙げられます。
いくら人気の高くキャッチーな人物だったとしても、その人物やキャラクターありきでは、本来各々の大学のカラーをアピールする大学祭の趣旨と少し離れたものになってしまいますよね。
大学祭の開催時期も一極集中で同時期に行われていては、オープンキャンパスではわからない本当に知りたい大学の特色、校風を知る絶好の機会を逃してしまうということにも・・・
そういった実情を踏まえて、今後、国立・公立だけでなく私立大学の大学祭の開催時期にもいろいろと変化があるかもしれませんね。
受験を考えている受験生は、お目当ての大学広報をしっかりチェックし、自分の都合に合わせたスケジュールで、生のキャンパスライフを体感しに大学祭に出かけてみてはいかがでしょうか?