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参考にしたい!使いやすい大学サイト【グローバルナビゲーション編】
グローバルナビゲーションは、Webサイト内の各ページに共通して設置されるサイト内の各コンテンツを案内するためのメニューで、サイト内を効率よく巡回する為に、非常に重要な役割を担っています。多すぎても選びにくく、少なくして、必要な項目が抜けていてもいけません。 今回は、日経 BP コンサルティング調べ 「全国大学サイト・ユーザビリティ調査 2013/2014」 より、上位の大学サイトのグローバルメニューを比較することで、大学サイトにとって最適なグローバルメニューを考えてみます。
福岡工業大学
大阪府立大学
岡山大学
富山大学
山口大学
東京農工大学
名古屋市立大学
愛知教育大学
長崎県立大学
名古屋工業大学
評価が高い多い大学のグローバルメニューの共通点とは?
こうして並べて見ると、ユーザビリティの評価が高い大学のグローバルメニューの共通点が解ってきます。
- グローバルメニューは上部に配置されている
- トップページと下層ページでメニューの位置が変わらない
- メインのメニュー数は8つか、7つ
- ターゲット別メニューが用意されている
- サイト内検索が配置されている
- 文字サイズを拡大するボタンがある
- お問い合わせ、交通アクセス、サイトマップボタンがある
- 言語切り替えボタンがある
かなり共通点が多いですね。
大学サイトのグローバルメニューの答えは出ているのか?
ちょっとがんばって細かな部分を見ていくと、メインメニュー(大学紹介、学部・大学…)とターゲット別メニュー(受験生の方、在学生の方…)が上下で位置が違ったり、資料請求ボタンの場所や色の付け方、文字の色(白バック黒文字なのか、ベタに白抜き文字なのか)など、大学によって違うところも発見することができました(汗)。
それにしてもこれだけ、グローバルメニューが似ているのは、これまで多くの大学が長い間試行錯誤を繰り返してたどり着いた最適なグローバルメニューと言えるのかもしれません。
ただ、本来最適なグローバルメニューは、大学の特徴やユーザーの属性により異なるはずで、工業大学でも農業大学でも教育大学でもほとんど同じメニューというのにも何か物足りなさを感じます。
グローバルメニューの影響力は大きい
筆者が担当した案件でも、グローバルナビゲーションを変えるだけでそれまで全く見られていなかったページがかなり見られるようになったり、サイトの回遊率が高まったりと、大きな影響が出たことがあります。
サイト全体の回遊率やコンバージョンにも影響を与える重要な部分だけに、思い込みで決めるのではなく、しっかり目標を設定してデータを取り、時間をかけて最適なグローバルメニューを探していく価値はありそうです。