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ソーシャルメディア
Twitterの広報利用状況と活用における難しさ
入試広報ラボでも何度かご紹介していますが、ここ数年で学校のSNS活用がかなり進みました。LINEやFacebookはご紹介しましたが、Twitterについてはまだ言及していなかったのでご紹介します。Twitterについては、偽アカウントが流行したりとマイナスな要素もあるので、そのあたりの対策についてもご紹介します。
人気大学のTwitterアカウント所有状況
こちらのデータは、「パスナビ(URL:https://passnavi.evidus.com/)」からの転載となります。
まずは志望者の多い大学と増加率の高い大学のTwitterアカウント所有状況です。(2014年時点)増加率が高い大学の方はアカウントを持っていないところの方が多いです。上位校だけを見たところ、Twitterを活用しているのは、都市部の学校が多い印象ですね。
偽アカウント問題
今でもそうですが、数年前に大学の偽アカウントが使われているということで問題になりました。
偽の大学Twitterアカウント横行、自らのアカウント開設でなりすまし対策を
これは、Twitterを活用していなくても被害を被る可能性があるのですが。むしろ公式アカウントを持っていない方が悪用されることが多いかもしれません。記事内ではTwitterを活用するメリットを紹介しています。
Web上に告知を載せるには、文章作成から内容の確認、上司の承認、投稿作業といったプロセスを経るため、自社とは無関係と判明した時点から公開までどうしてもタイムラグが生じてしまう。この時間差を最も短縮できるツール、それはTwitterだ。
また、記事内では対策としてサイトの方に公式アカウントの一覧を掲載する方法を勧めています。SNSアカウントを活用している学校はこのように対応する例が増えました。下記は湖北短期大学の例です。
学校のアカウントから生まれたユニークな事例
Twitterによって拡散されて認知されたいくつかの事例をご紹介します。
千葉大学の単位パン
千葉大学生協で販売された「単位パン」。Twitterで拡散されて広く知れ渡りました。成績が発表される時期に縁起が良く、売り切れが続出したようです。
現役大学生がツイート!大学公式Twitterアカウント
こちらは現役学生が運営するテンプル大学の公式アカウント。学生から生の声が聞けるという、志望者にとっては嬉しい取り組みです。特に、どのような勉強ができるのか分かりづらい学校にとっては嬉しいですね。
大学生協の誤発注を助けたお菓子を完売
大学生協にて販売予定のポッキーを10倍の3200個も発注するミスが起きて、販売をTwitterなどで呼びかけたところ完売したという事例です。同じようなことが続いているので、狙ってやっているという批判もありましたが、良くも悪くも話題になりました。使い方を間違ってしまうと炎上してしまうのもTwitterを活用する難しさです。
まとめ
あまり過剰な方法を取ると、炎上マーケティングと非難されてしまうこともあります。しかし、最初にご紹介したように、即時配信で広く伝えられるという点では、やはり上手に使っていきたいツールですね。