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イベント・施策
早慶戦にファッション誌のような大学案内など、最近話題になった大学の広報事例!
早稲田大学、慶應義塾大学、近畿大学、和洋女子大学
大学の広報事例などをニュースやSNSを介して目にする機会が多くなりました。特に気に留めていなかった情報であっても、ユニークな話題などは知り合いを通じて伝わっていきます。そこで、最近話題になった学校の広報事例をご紹介します。
大学野球早慶戦の応援ポスターが話題に
5月30日、31日と行われた東京六大学野球。中でも早慶戦は注目度の高い一戦です。早慶戦とは、もちろん早稲田大学と慶応大学。試合の事前告知に使われたポスターがユーモア溢れる内容で話題となりました。
ポスター内で早稲田大学が「ビリギャルって言葉がお似合いよ、慶應さん。」と煽れば、慶應大学は「ハンカチ依頼パッとしないわね。早稲田さん。」とやり返します。ポスターは選手だけではなく、応援団、マスコットキャラクター、チアリーダー、吹奏楽部が登場します。
実は、このポスターは慶應義塾大学応援指導部リーダー部OBであり電通で働くコピーライターが自主提案として作成したそうです。ハンカチ王子以来観客数に伸び悩んでいる学生野球に危機感を感じて、お互いのライバル心を掻き立てるような内容になりました。
ポスターが貼りだされるより先に、SNSで話題となってどんどん拡散されていったようです。このポスターが新聞やテレビで報道されるという話題性の高さでした。学校発信ではありませんが、広告予算は両校の部費と同窓生からの寄付で賄ったという珍しい事例です。
これを見て、柔軟で面白い学校だというイメージを持った人も多いでしょう。卒業生が学校のために広報に取り組むというのも愛される学校であるからこそですね。試合当日は2試合ともほぼ満員の3万人以上が足を運んだそうです。
近畿大学の大学案内がファッション誌のようだと話題に
以前に近畿大学の取り組みとしてご紹介しましたが、最近この学校案内パンフレットが認知を高めて、その奇抜な内容が話題となりました。
過去記事:目が離せない!近畿大学の斬新な広報手法に2016年度も注目
制作を担当したグラフィティが発行するカルチャー雑誌「東京グラフィティ」を連想させるようなオシャレ度の高い内容で、学長の挨拶やカリキュラムなどは掲載されていません。80ページ中24ページが学生のファッションスナップ。他には「近大美少女・近大美男子」「近大人のひとり暮らしGALLERY」「近大タイムスリップ写真館」といった学校のパンフレットとは思えないコンテンツが揃っています。
学長挨拶は掲載されていないのに、「東京グラフィティ」編集長の挨拶文が掲載されているというかなり思い切った誌面になっています。
和洋女子大学とファッションニュースサイトLeaddyがオリジナルTシャツを販売
和洋女子大学とファッションニュースサイトLeaddyがコラボをして、学生がデザインしたTシャツの販売を開始しました。販売によって得られた利益は被災地救援プロジェクトに寄付されるということです。学生が提案したデザインから審査を重ねて選ばれた4種のTシャツです。
「笑顔になるデザイン」をテーマに、学生たちが考えたデザインコンセプトと共に多くの人を動かしました。企業の協賛と低価格での制作によって実現し、学生の実践的な社会参加を応援し、被災地のために行動をするという貴重な体験をしています。色んな人を巻き込んでいくというのは、広報において大切なことですね。
まとめ
最近話題となった大学の広報事例をご紹介しました。広報の形は様々で、色んな切り口があるのだなと気づかされます。面白い取り組みをしている学校をこれからもチェックしていきます。