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がんばれ地方大学! 第3の使命で「強み」をアピール

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Imabari
近年、大学は教育と研究に続く、第3の使命として「地域貢献」が求められています。

10年ほど前から、文部科学省は「大学の地域貢献の重要性」を強調しています。これは「地方大学の時代」を予感させるものではないでしょうか。地方大学の強みは、地域との強いつながりです。どうやら地方大学の「強み」をアピールする機会が来たようです。

「共感」と「つながり」の時代へ

ビジネスは「効率と情報」の時代が終焉し、「共感とつながり」の時代へ本格シフトしている、と言われます。一度に大量の知識を、大勢の人に、一方通行で伝えるやり方は、すでに壊れてしまっています。

リストを購入し、大量のメールを出しても思うような成果がでなくなっています。人々はこういったやり方に嫌気が差しているのかもしれません。

大学の広報にもいえるのではないでしょうか。共感とつながりシフトする時期がはじまっているように思います。地方であることを活かして、地域と「共感」し「つながる」ことで新しい成果が生まれるのかも知れません。

地域の人たちに認められ、愛され、支持される

欧米では、大学の社会貢献は1980年代からはじまっています。ここ10年、日本の大学でも、アウトリーチ(地域社会への奉仕活動)やサービスラーニング(社会活動を通した学習)といった、地域との連携を重視するプログラムが実施されています。

こういった活動は、地域の人たちや企業から、どう迎えられているでしょうか。「地域の人たちに認められ、愛され、支持されることが大きなポイントでしょうね」と言った人がいます。「次世代のため、物の豊かさより、心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」という理念を掲げ、地方組織をリードしている人です。

名将からの、情熱のあるヒント

「心の豊かさを大切にする社会創り」で地方組織をリードするのは、岡田武史氏です。

岡田氏といえば「岡ちゃん」の愛称で親しまれ、1997年、2010年サッカー日本代表を指揮してワールドカップに出場を果たした名将です。2014年末からは、四国・FC今治のオーナーに就任し、サッカーのクラブチームを含めた地方創世に情熱を注いでいます。

組織と地域の関わりについて、岡田氏はこのように述べています。

「サッカーのことだけを考えるのであれば、ただチームが強くなればいいんでしょうね。ただ、チームの土台である今治という街が廃れてしまったら、チームではいられなくなってしまう。チームがこの先存続していくためには、地域とのかかわりを持ち、街が存続していくことが必要です」

引用:http://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m000998.html
Soccer
公開講座やボランティア活動など、積極的な地域貢献を実施する大学が、もう一歩、地域に溶け込み、愛され、支持されることで「地方大学の強み」は溢れるような気がします。

参考:http://www.fcimabari.com/special/t_okada/000001.html

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