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イベント・施策
学校広報活動におけるパンフレット作成はここを意識したい
学校広報においてパンフレットの作成はその活動のかなり基礎部分であり、パンフレットの出来栄えは学校広報の良し悪しを決定付けるうえで依然大きなウエイトを占めています。
より良い学校広報を行おうと考えた場合、まず理解したいのが良質なパンフレットの作成のノウハウです。
パンフレットの内容で差が出る学校広報の上手さ
それを端的に感じることが出来るのが広報目的に作成されたパンフレットです。
ただ意外な点としては、パンフレットの第一印象や内容は良質にも関わらず、これを丁寧に全部読む人は果たして何人いるのだろう?と疑問に感じるものが多い点です。
みなさんも経験があると思いますが、パンフレットなどの広告記事はよほど個人的に興味深い内容でもない限りは全文をしっかり読むということは多くありません。
つまり、かなり全体を読み込まないとその良さを感じ取ることが出来ないという内容構成では伝わっていないということです。
これは主に読む側と書く側の気持ちの温度差から生じるチグハグだと思われます。パンフレット作成者側の思考にあるのは、「内容は素晴らしいのは間違いないからきっと全文読んでくれるだろう」とか「受験生ならこれくらい読むのは当たり前だろう」といったやや高揚した心理です。
これでは広報媒体に適した、読む人を引きつける、【読ませる文章】を作成するにはノウハウ不足と言わざるを得ません。
広報担当としては、どうすれば興味を持って読んでもらえるか、興味を引きつけるにはどうすればいいか、という点をとことんまで掘り下げる必要があります。
広報パンフレットは能動的に読む媒体のため、それに適した熱量を意識
広報に限らずですが、人が能動的に読む(広報のパンフレットはあくまで読みたい人が読むものです)文章を作成する際の基本姿勢は、「自分の書くものに興味のある人なんてほとんどいないだろう」というくらいの気持ちで臨むのがいいかもしれません。
学校の広報部としては自校の広報にあたって気持ちが高揚するのは当然の心理ですが、過度な愛校心のようなものは読者視点で考える際の妨げになるかもしれないため担当者はその点も留意するべきです。
まとめ・パンフレットは分りやすさ、機能美を重視
学校広報に携わる人にとって、学校産業の発展に身を捧げようという情熱は大きな財産となり得ますが、効果的な広報におけるPRとは?と考えた時は、少し冷めた目線で情報を整理しつつ、端的でわかりやすい内容にまとめ、広報物の作成に反映させるのが一枚上手なプロの仕事と言えるのではないでしょうか。