注目!7,935view
イベント・施策
目が離せない!近畿大学の斬新な広報手法に2016年度も注目
近畿大学、福岡大学
2016年度に向けて、それぞれの大学が新たな取り組みを始めています。まだ1ヶ月しか経っていませんが、メディアを通して目立っているのは近畿大学の斬新な広報手法です。大学案内パンフレットに始まり、クラウドサービスの導入など他大学はおろか、一般企業よりもスピード感のある変化が大学の勢いを象徴しています。この1ヶ月で近畿大学が発表した取り組みをご紹介します。
大学案内パンフレット「Kindai graffiti」
3/10に発表された近畿大学の新たな案内パンフレットは若者向けカルチャー誌「Tokyo graffitii」とコラボレーションしたものでした。今までも近畿大学は週刊誌「AERA」とのコラボレーション実績があります。パ
ンフレットの内容は全キャンパスによるゲリラ取材によって構成されています。取材した学生は総勢で1,025人というからビックリです。若者向け一般誌のような作りは、新たな学校案内パンフレットの道を作ったと言っても良いかもしれません。同時に、特設サイトもOPENさせています。
学生による資料請求だけでなく、一般向けにも全国の書店で販売されいます(480円)。また、youtubeではメイキングムービーも公開されています。
さらに、クラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入
個性溢れるパンフレットだけでなく、4月13日にはクラウド名詞管理サービスの「Sansan」導入を発表しました。Sansanと言えば、紙の名詞をクラウド管理して営業支援システムに近いサービスです。「Eight」という名詞管理アプリを提供していることでも知られています。
Sansanは新しい営業支援システムとして注目されているサービスであり、導入企業を増やしていますが、このタイミングで大学が導入を発表するというのは、驚きのスピードでした。
導入目的は、主に2つの理由を挙げています。
- メディアとの関係性強化による効率的な情報発信
- 広報部内での情報一元管理
メディア利用を上手にこなす近畿大学が、さらに関係性を強化して情報配信をしていこうという狙いです。「固定概念を、ぶっ壊す」という教育機関としては過激なコンセプトの元、新たな挑戦を始めています。
福岡大学は広報アドバイザーに電通出身者を任命
福岡大学は、4月より卒業生であり電通クリエーティブディレクター/コピーライターとして活躍する門田陽氏を広報アドバイザーとして任命しました。2015年12月31日までの契約で広報戦略において、広告のプロと協力して進めていくことを計画しています。主に、広報戦略や制作物のアドバイスから、広報を行う学生への指導も行うようです。広告の最前線で活躍する門田氏を据えることで、今年度の福岡大学の広報戦略に注目したいところです。
画像出展:福岡大学の広報アドバイザーに電通・門田陽氏 コミュニケーション戦略で母校を支援
まとめ
2015年度早々に注目を集めた事例をいくつかご紹介しました。早くも面白そうな広報の動きが出てきています。 他大学のこれからの取り組みについても注目していきたいと思います。