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伸びている中小企業に学ぶ、地方大学の情報発信のヒント

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20160219

大学を選ぶ理由は何でしょう。現在、日本にはおよそ285万人の大学生が、775校の大学に通っています。そのいずれも、ブランドがあり、イメージがよく、就職に有利な資格系の学部がある学校とはいきません。
ですが、ブランド力がなくても優秀な学校はいくらもあります。一般認知度は高くないけれど、選ばれる理由を持っているからです。
それは中小・ベンチャー企業でありながら、大手企業と対等な意識でビジネスをしている企業の姿にどこか似ているような気がします。

なぜ選ぶのか、選ばれるのか

企業の採用スケジュールが後ろ倒しになり、80%以上の学生が3月の採用情報解禁までに就職活動をスタートさせるようです。

内定を獲得するには、面接の受け答え・マナー・自己PRが、内定の三大条件といわれます。面接では「頻出質問」と言われる質問の定番があり、自己紹介や長所・短所にまじって、「なぜこの大学を選んだのですか」という質問がよくなされます。

採用担当者は、人生の岐路にたいしてどのような姿勢で向き合い判断してきたかが知りたいのです。そして、その姿勢や判断基準は、その人の価値観が反映されていると考えています。

伸びている中小企業から学ぶヒント

日本企業は99.7%が中小企業です。そして企業の総従業員数4000万人のうち約70%が中小企業に勤務しているといわれます。ヨーロッパでは99.8%が、アメリカでも99.9%が中小企業です。

ところが、書店には大手企業の経営戦略やマーケティング、ブランディングを紹介した書籍が目につきます。99.7%は中小企業であるのにおかしな感じです。
つまりそこは、企業経営も学校経営も共通の悩みを抱えているといえます。学校広報についてはどうでしょう。有名大学・高校の広報活動に振り回されてはいないでしょうか。

「広く」ではなく「狭く」

「世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?」(クロスメディア・パブリッシング)の著者であるビジネスプランナーの安西洋之氏は、伸びている中小・ベンチャー企業は、「広く安く」売るのではなく、「狭く高く」売ることを得意としている、と述べています。
そして、大手企業に連なる「下請け」ではなく、地元にしっかり根をおろして確固たる地位を築いているのが特長であるというのです。

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出典・本の詳細:http://www.cm-publishing.co.jp/9784844373636/

このような発想を学校広報に置き換えて考えるとどうでしょう。

中小・ベンチャー企業では、相手に押し付ける印象を与えないインバウンドマーケティングを使うほうが成功しやすいようです。それはWeb広告やメールマガジンではなく、ブログやソーシャルメディアでじっくり繋がりながら、お互いの信頼度を高めてゆくやり方です。学校広報についても「広く効率よく」ではなく、「狭くリアリティが感じられる範囲で」の情報発信が今後のヒントになるかも知れません。

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