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イベント・施策

700校の高校が導入しているオンライン予備校の「受験サプリ」とは?

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受験サプリ

リクルートサービスの受験サプリが、高校での導入実績を広げています。自発的な勉強を促す未来型の学習方法で、学校によって様々な活用がされています。塾へ足を運ばなくても、予備校講師の授業が、パソコンやスマホで受けられるというサービスです。今、導入している学校はどのような活用をしているのでしょうか。

受験サプリとは?

受験サプリは、オンライン予備校という名前がとても分かりやすいと思いますが、大学受験を目指す受験生のためのサービスです。個人で利用するのであれば、月額980円で動画による授業コンテンツが視聴できます。高校での一括導入も推進していて、2015年度で700校の導入実績があるようです。

利用人数に応じた高校導入特別価格があるので、一括で導入する学校が増えています。現状で会員数は30万人、8割を高3生が占め、その数は受験生の2人に1人という割合です。

  • 通年講座
  • 通年講座詳細
  • 志望校対策講座
  • センター対策講座
  • AO・推薦対策講座
  • TOEIC®Test対策講座
  • 中学復習講座
  • 未来の教育講座

主な講座は、このようなラインナップ。最近注目されているアクティブラーニングも取り入れています。課題、放課後学習、予習復習、学校授業での教材など使い方は学校によって様々です。時間を上手に使うことで、部活との両立といった効率的な勉強を促進しています。

特色ある学校づくりを目指す埼玉・市立大宮西高校

大宮西高校はグローバル化先進校として、グローバルに必要なICTの活用に積極的に取り組んでいます。IT関連に強かった大宮西高校は、2013年より受験サプリを導入。高校2年生、3年生を対象に受講者を募ったところ、半数以上の生徒が利用するようになったそうです。

その数は、今まで外部講師を招いて行っていたセミナーの5倍以上となる350人です。今は、グローバル・スタディ・ルームとして10台のパソコンを設置し、受験サプリだけでなく面接やプレゼンの練習も行われています。

市立大宮西高校

九州初の法人導入となった明光学園中学校・高校

明光学園は、2014年から受験サプリを導入。当時、九州では法人初の導入だったことから、他の高校との差別化になると考えていました。メディアからの取材もあり、多くの反応があったそうです。職員室には、学習プロムナードと呼ばれる質問ブースを設け、学生の疑問点に応えるなど学習強化を図っています。

明光学園は、2、3年生の希望者には一部自己負担の300円で利用できるという形をとっています。視聴時間が50時間を超えると、報奨金がフィリピンへ寄付として送られるユニークな取り組みを行っています。勉強した頑張りが、誰かのために役立つという意識を与えるためだそうです。

埼玉

まとめ

ICT環境を整備して、アクティブラーニングとして検討する学校が増えてきています。変化する時代の流れに適応して、学習スタイルを変えていくことは、学校のPRにもなります。特に、まだ高校ではその実績が多いとは言えません。自分から学ぶ力を育むというのも、学校の役割として果たしていかなければいけません。

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